メトロのレゲエナイトに、久しぶりに行った。
メトロは、いろんなジャンルの音楽やショウを提供する
京都に古くからあるライブハウス。経営者のニックが
レゲエバーもやっていて、レゲエの夜は力が入る。
昨夜はミーシャ似のディーバがきてて、しゃべくりとパンチある声で、
アゲアゲのいい夜をつくってくれた。
ジャマイカの、この夏むきの音楽、
日本では独特の変化を遂げている。
んッ、ちャ、んッ、ちャ…
2拍目と4拍目にギターのカッティングが入るリズムは、
日本語がのりやすく、滋賀県の江州音頭をうりにしている
レゲエバンドもある。
知りあいのジャズトリオ(p+ts+dr)も夏になると、
レゲエ曲がふえる。テナー吹きのハギーくんは、
歌もうまくて、ボブ・マーレーが得意だ。
ドラムは、ちかごろカホン。この打楽器、一見ミカン箱。
ペルーが発祥の地らしいが、手で叩くと低音高音もでて、
ドラム代わりになる。ドラムセットより、持ち運びはるかにラク、
しんどなったら椅子にもなるし、ただの箱やし、座れます。
バーやライブへよく行った。
親友が天国へいって、16回の夏が巡った。
彼の命日にきいたレゲエのライブ、
きもちを上げ、すこしセンチになった。
京都、川端丸太町。熱い、夏の夜。 (天童キッド)