キュンとA I。

“キュン”こと豊島将之二冠が名人位を取りました。

4連勝ストレート、快進撃でした。

トリプルクラウン(三冠)、段位も八から九へ。

29歳、令和初、若い名人の誕生です。

 

はにかんだ笑顔が、萌えるらしく、女性ファンからは

キュンと呼ばれてます。

3月のライオン」桐山零クン、イメージですよね。

 

AI将棋の申し子と言われます。

棋士同士の研究会より、コンピュータを使っての研究で

飛躍的に伸びました。いまを象徴する棋士です。

AIを使った将棋のお勉強は、棋士によりまだ濃淡あって

AI研究がデファクトになってから、新時代の棋士の淘汰がはじまる。

と、だれかが言ってました。(誰やった?)

 

今回の4局では、「遠見の角」が印象にのこりました。

角頭は、狙われやすく捕獲されやすいので、

本来敵陣に打ちこむ持ち角をあえて自陣や中段に配し、

遠くから角の効きを活用する。

ながい手数を読み、自信がないと打てない、角打ちでした。

 

豊島三冠やソウタ君をふくめ、そして令和生まれキッドが出てくるのか、

新しい世代の棋士対局がたのしみです。                           (天童キッド)