野球の業績は、誰もが知っている。
日米の野球人や、イチローファンの文化人が、
これからもなんども称賛するでしょう。
語れば語るほど、日本人の誇りをここちよく撫でてくれる。
入団の時点から、その立振舞いに、パイオニア魂をみてきました。
ドラ4で神戸の球団に入ったころ、巨人出身の旧き打撃コーチは
フォームの修正を迫った。
いまだなにものでもない、きらきらした才能をもつ未開の若者を、
既存のワクにはめようとした。
その球団で、じぶんを貫きみごと首位打者に。力で黙らせた。
そのころからイチロー流は加速する。
野球選手の服装は、当時ダブルのスーツ、金具付きバッグ…
不動産屋ルック全盛。反して、イチローは軽妙で時代を取り入れた、
ストリートファッション。
聞く音楽も、NYヤンクス・田中マーくんのテーマ曲がモモクロなのに、
イチローは椎名林檎。クリエイティブで先進的な作風が、
イチローとリンゴ、仲がいいゆえんです。
日常の生きかたと仕事が、リンクしてることほど、
気持ちいいことはない。
イチロー、次の関心。
まだ現役だからと一度ことわった、国民栄誉賞。
オファーあれば、さて、どうしますか。
センター前にはじき返すか(ノー)。
ストライクを受け入れるか(イエス)。
パイオニア・イチロー、どう判断するでしょ? (天童キッド)