おこしやす。

昼の岡崎に、夜の木屋町に。京都に、やっと人がもどってきた。

観光客は、通年でふえつづけてますが

正月明けから桜の便りがきこえるまで、

京都は冬の閑散期です。

 

新京都駅を建てるとき、京都論が交わされた。

ある高名な建築家は、言いきった。

「京都は、テーマパークだ。」

 そうディズニーランドのように…

 テーマは日本の伝統文化だ、と。

「極端にいえば、京都人はみな着物を着て、脇差しをもって歩けばいい」

 

それから数年後、観光客のカップルはレンタル着物でバスにのり、

清水寺や平安神宮ではイケメン兄さんが人力車をひっぱる。

市長は、人前では西陣の着物しか身につけない。

 

なんかヘン?とは思う。

 

京都人が、古いものを好きなわけではない。

伝統や文化をリスぺクトはするが、執着はない。

逆に、アタラシ物好きハイカラ好き、軽妙洒脱だ。

 

時代を吸収し、流行に抱かれながら、

変えないために、変わりつづける。

2021年には、東京から京都へ、

文化庁の移転も決まっています。

 

いま京都なら、岡崎かいわいがイチオシ。

旧京都会館がロームシアター京都に一新され、

ツタヤやスタバがやってきた。

「みんなに開かれたホール」にみごとに変身しました。

 

おもろいオブジェも、転がってます。

春はKYOTOへ。                             (天童キッド)