すこし遅れたニュースですが、
里見加奈女流名人が2月18日、名人戦タイトル10連覇を達成しました。
「将棋をたのしんで指せた」と里見女流名人。
17歳の2010年から、将棋を指せなくなった一時期を克服しての、10連覇は貴重です。
去年の立命館杯子ども将棋大会、ある女流棋士に話をきく機会があった。
子どものころ、どこで将棋を勉強したんですか?
「街の道場に通っていました…
えげつないオッチャンが、いまから思えば、たくさんいました」。
小学生の女の子が、煙もうもうの中で、真剣に、一途に、
将棋盤にむかう姿が、目にうかんだ。
女子が将棋をつづけるのは、むずかしい。
そして、女流プロ棋士はいますが、女性のプロ棋士はいまだ現れない。
大学の成績優秀者は女性が上位を占め、会社経営陣にも女性がふえた。
でも将棋の世界は変わらない。闘うより和をよしとする、
女性の本能が関係しているのか、どうでしょう?
将棋女子はいま確実にふえています。
滋賀でも、話題の将棋女子が力をつけています。
里見女流名人のように、明るい表情を失うことなく、
女子も、どんどん将棋に親しんでほしい。
わが将クラも、元気な将棋女子、ただいま募集中!
さてさて、さくら咲く4月には、
将棋界の大一番、名人戦七番勝負。
挑戦者/豊島将之vs名人/佐藤天彦、となりました。
新鮮で、はなやかな対局を期待しましょう。 (天童キッド)