持久力と瞬発力。

今月から12月までつづく、将棋界ビッグタイトルのひとつ、

竜王戦七番勝負。羽生竜王対広瀬八段。

1局(1112日)は、羽生竜王が先勝しました。

通算タイトル100期にむけて、幸先のいいスタートとなりました。

 

その前日に対局があった、新人王戦三番勝負。

藤井聡太七段対出口若武三段。

16vs23歳のフレッシュ対決はソウタ君、先勝。

こちらは短期戦、ソウタ君の最後の新人王タイトルまで、あと1勝です。

 

スポーツでよく言われるのは、若いころは瞬発力(速筋ですね)、

ベテランは持久力(こちらは遅筋)に適性がある、と。

 

いつも思うのは、ビッグタイトルの七番勝負のながさ。

きもちを持続させる棋士たちのタフネスぶりです。

ほぼ3か月の期間、テンションを保ちつつ、

リラックスもしないと、持たない。

トップ棋士たちの、精神の持久力には感服します。

 

新人王戦第2局は、来週1718日。

竜王戦第2局は、来々週2324日。

話題の対局がつづく10月です。           (天童キッド)