吉田寮おもろい奴ら。

デニ・ムクウェゲ。

ナディア・ムラド・バセ・タハ。

…呪文ではありません。舌かみそうな名前のおふたりが、

2018年ノーベル平和賞の受賞者

 

本庶佑(ほんじょ たすく)さんも、

先日、医学生理学賞に決まりました。

なんで京大ゆかりの学者さんに、ノーベル受賞者が多いのか?

日本人23人中(自然科学3賞…医学・化学・物理)じつに10人が

京大がらみらしい。

 

吉田寮的こころがあるから、ってのがわたしの論。

「こわす」「こわすな」でもめてる、あの京大吉田寮です。

 

1913年、京都帝国大学時代にたてられた学生寮。ポプラの木におおわれ、

なか歩くとギーコギーコ、はっきりいってぼろぼろ。

寮費は月2500円、学生自治会によると約170人(約って?)が

住んでるとのこと。

ここは代々、「自由の学風」をふきだす空間であり続けています。

ちょっとヘンで、でも熱心で、しばられるのをきらう、

おもろい奴らが生息する異界です。ノーベル物理学をもらった

赤崎さん(現名城大教授)も、かつて住んでいました。

 

京都という、京都大学という、

日本の宝物のような空間と空気を

生かしつづけてほしいと思います。

負けたらあかんよ、吉田寮のおもろい奴ら。      (天童キッド)