将棋研の貢献。

子どもたちと向き合う、立命館大学出身の女流プロ棋士たち。
子どもたちと向き合う、立命館大学出身の女流プロ棋士たち。

「りっちゃん、同やん、京大はん」。

京都のじいさんばあさん世代は、立命館大、同志社大、京都大の学生さんを親しみをこめて、そう呼んでいました。

3校とも、京都の大学のイメージが日本全国に及んでいます。

 

立命館大学びわこくさつキャンパス(BKC)が

草津市に誕生したのは、1994年。

京都に行けてよかねえ、と地元のおばあちゃんらに

送り出されたBKC新入生が

京都にいちども行かず、卒業するということもあるそうです。

 

24年目のBKCですが、草津市や滋賀県への貢献は、

経済面・文化面とも、はかりしれません。

 

「立命館大学杯子ども将棋大会」。

今回、2回目の開催となったこの大会も、しかり。

大阪、京都、奈良そして地元滋賀から、将棋キッズたちが

BKCに一堂に集まり、将棋を愉しむ一日となりました。

 

大会のいっさいを、立命館大学将棋研究会の学生さんたちが

運営しました。そして、立命館大将棋研の女流プロ棋士たち!

 

子どもたちとの指導対局では、接しかたや話しかたや物腰まで、ていねいでやさしい。トークショウでの、しっかりした考えかたや、盛況の将棋界を支える自覚など、どれをとっても、すばらしいものでした。

 

将棋があれば、日本の若い力があれば、大丈夫。

妙にうれしく、元気をもらえる大会となりました。   (天童キッド)