泣き虫しょったん。

「泣き虫しょったんの奇跡」を観ました。

映画「聖の青春」でも描かれていた、奨励会・三段リーグのきびしさ。

今回もそこにたっぷりと時間が割かれていました。

 

このプロ棋士をうむ“虎の穴”システム、正直どーよ?と思いました。

ここ以外の抜け穴は「絶対アカ~ン」(なぜか関西弁)、

という老害ともいえる連盟幹部さん役が映画にもでてきます。

いかにもガンコもん、いわゆる既得権益者ですね。

 

青春の多くの時間をささげる中学~大学にも

いま多様な対応があることをみれば、

棋士への道も、柔軟なやりかたがあっていいと考えます。

 

ま、最後はメディアにもおされ、プロ棋士総会で賛成多数、

「しょったん」のプロ棋士挑戦への特例をみとめます。

(ここは将棋連盟スゴイ、てかプロ棋士エライ!)

 

映画にあるように、プロ棋士への道をあきらめた人の数のほうが、多い。

将棋を楽しみながら、チャレンジャーの誇りをもって、人生歩いていくのも、すばらしい道だと思います。まえに向かうきもちを、もち続けることの大事さを、この映画は教えています。

 

苦言ひとつ。喫煙シーン、多すぎます~。

中学生のしょったん、マスクして将棋さしてました。いまも町の

将棋道場って、あんなんっすか?

映画館でるとき、おもわずジャケット、臭いでしまいました。

                          (天童キッド)