将棋家族。

カンヌでパルムドールを受賞した是枝監督が、

祝意を伝えたいという林芳正大臣の申し出を辞退しました。

「公権力と距離を保つのが正しいふるまい」と、

映画人の反骨心をみせました。

 

ちかごろ、権力側にいるオッサンたちのツラの皮のあつさに、

むッとしていたんで

是枝サン、あんたは正しい、と胸のすく思いがした。

 

その権威の名をもろにかんむりにした、

小中学校の将棋団体戦・文部科学大臣杯に行ってきました。

子どもたちと、そのご家族が多くみえていました。

映画「万引き家族」はまだ観ていませんが、家族の結びつきや人のつながりが基調らしい。

 

始めやすく奥ふかい将棋が、子どもたちと家族、彼らを見まもり支えるおとなたちを結んでいて、「将棋家族」たちの心あたたまる光景が大会にありました。

 

是枝作品は、家族のダークサイドにふみこみますが

「将棋家族」を見ていると(線引きするつもりはありませんが)

日本の家族はまだ大丈夫と、力もらえる文部科学大臣杯でした 。

                          (天童キッド)