小さな木片に、消えかかった文字。
でもしっかり、玉将、金将、銀将、歩兵とよめます。
奈良の興福寺は、日本最古の将棋駒11枚が見つかった地。
いっしょに出土した木簡(もっかん)には「天喜六年」と記されていた
らしい。1058年、平安時代、いまから960年前。ワオ(‘_’)!
木簡は、短冊状のほそながい木の板に墨で文字を書いて、連絡用や荷札として使われていたもの。その木簡を、より小さく五角形にし、
「王将」「歩兵」など役割を書き、駒として将棋に興じたんでしょう…NHKのタイムスクープハンターに、平安時代の最古の将棋現場を
ぜひスクープしてほしいっすねえ。
奈良の博物館では8~13日の6日間、その駒を無料展示。
「最古の将棋駒と、最古の酔象駒を並べてご紹介するのは初めて。現代につながる将棋の歴史を実感してもらえれば」と奈良県立橿原考古学研究所の学芸課長さん。
1勝1敗のタイでむかえる、名人戦第三局。
奈良興福寺にて、あしたから。 (天童キッド)