ユウキの一歩。

公務員ランナー。

先日ボストンマラソンを制した川内優輝(ユウキ)選手は

そう呼ばれています。

 

埼玉県庁に在職していて、エリート選手の大会に出るだけでなく、

市民マラソンにも進んで参加します。日常生活の中で、通勤ランもふくめ

マラソン練習の距離と時間を確保するためです。

 

走った距離はうらぎらない。マラソンは月間走行距離が記録に反映する

スポーツ実業団チームのエリートランナーと伍して戦うため、

彼の日々がんばる姿が市民ランナーから愛されてきた理由です。

 

その川内選手がプロランナー宣言。

「ボストンの賞金で34年は活動できる」と決断しました。

 安定志向の典型のような公職から、一転、新天地へ走り出す。

「死ぬときに後悔したくない」強い気持ちをもち、

一歩ふみだした。

 

国内をみても国外をみても、きびしい戦いになるのは

わかっている。でも、悔いを残したくない、意志をつらぬきたい。

そのユウキある判断は、正しい。応援したいと思います。

 

志あるもの、決められた道より、荒野をめざしてほしい。

 がんばれ、ユウキ!                (天童キッド)